会報「都市」原稿 2021

■機親会(機械工学科、生産機械工学科、機械システム工学科 同窓生の会)
会長 松村 慶一(1974機械)

 

機親会は、2020年3月、機械工学科98名、機械システム工学科87名の卒業生、大学院総合理工学研究科 機械専攻修士課程62名、大学院工学研究科博士後期課程 機械工学専攻2名、機械システム工学専攻1名を迎えることができました。会員総数16,246名で構成されています。

 2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、予定されていた活動の自粛を余儀なくされました。本学も、学内での講義とインターネットを利用したオンライン講義を併用した、いわゆるハイブリッド授業とのことでした。この禍を契機として、世の中もデジタル社会の普及を目指す取組みに舵を切りました。デジタル社会に対応した活動、生活が望まれます。

1936年(昭和11年)
武蔵高等工科学校公友会名簿

 機親会といえども同様です。卒業生相互の親睦はもとより、研究室との交流連携を指向してきましたが、残念なことにその活動は沈黙してしまいました。改めて時代に対応した、そして逆境に強い機親会を模索します。予てより、機親会ホームページの充実を予定していましたが、再構築と一層の充実を早期に達成します。シームレスな各位との情報(技術の会員相互の情報、大学・研究室の情報、技術の情報)の共有を目指します。機親会各位の相互親睦、情報の共有、大学と卒業各位との新たな連携をこれまでにはない仕組みで臨みます。会員各位の闊達なご意見、ご支援を期待します。

 最後に、2019年10月の台風19号による世田谷キャンパス被害に対し、皆様に義援金をお願いした結果、多くの方々から善意をいただきました。その寄付に対し「御礼」を五島育英会から受領しましたことを報告します。

 大学、機親会の歴史調査を目的に、本学関連発行の古書の入手作業を進めています。今般、大学発足当時の卒業生名簿を取得しました。