大畠章宏氏「旭日大綬章」授与される 受賞記念講演・祝賀会を開催(2018年4月)
機親会会長 松村 慶一(S49機械)
本学卒業生の大畠章宏氏(1974年(昭和49年)機械工学科修士課程卒業)は、このたびの平成30年春の叙勲で「旭日大綬章」受章の栄を賜れました。大畠氏の栄誉に対して、お祝いをするとともに、これまでに培った技術、教訓を本学学生はもとより、卒業生に対してその示唆を頂きたく、叙勲受章間もない7月21日に「旭日大綬章」受章記念講演・祝賀会(主催:機親会(機械系学科同窓会)、共催:東京都市大学、大畠章宏とともに地球を考える会、協力:東京都市大学校友会)を開催しました。
大畠氏は、卒業後㈱日立製作所に入社され、原子力設計に携わった後、1990年の衆議院議員選挙で初当選後、連続当選9回にわたり国政に取り組んできました。2010年9月経済産業大臣、2011年9月国土交通大臣を歴任されたほか、2017年までの27年間にわたり立法行政で活躍し、多くの成果を上げられました。2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震 では、担当大臣として手腕を振るわれたことは記憶に残るところです。
受章記念講演会では、五島育英会高橋理事長、三木大学学長、大学関係者、卒業生、そして現役学生の多くの方々に参加いただきました。また当日は、大畠氏とも親しくしている政治評論家森田実氏、大畠氏の奥様のご列席もあり、また大学新6号館のお披露目をかね、講演はいやがうえにも盛り上がりました。
記念講演の演題
「日本の未来と科学技術 ~人との出会いを大切に~」
1 日本と世界の近代史から何を学ぶか
2 地球人口増加とネルギー需要の増加・経済発展の関係
3 経済産業大臣の時の出来事(レアアース輸入ストップと半導体生産危機)
4 国土交通大臣の時の出来事(東日本大震災から学ぶ)
5 東京都市大学・学生に求められる役割と期待
大畠章宏氏の幼少期から学生時代そして現在までの生い立ちをつづりながら、時に自身が取り組んできた折々の課題とその取組みを写真、またウイットを交えながらの講演で、まさに大畠氏が志としてきた「至誠一貫」を垣間見ることができました。そして最後にこれからの学生に求める指針を示されました。それは大学の建学の精神「公正・自由・自治」とそして「未来は自ら創る」、「現場主義・一燈照隅」でした。
引続き五島記念館メモリアルホールにて祝賀会を開催しました。会場には、「旭日大綬章」が披露され、列席者のお祝いの言葉とともに、まさに祝賀の一色となりました。祝賀会を通して、先輩など多くの方々が参列したこともあって、学生時代にもどった歓談で、大畠氏の人となりがそのまま会場の雰囲気となり、にぎやかな祝賀会となりました。今後の大畠氏のご活躍を祈念するとともに、大学の発展を誓う場となりました。
大畠氏「旭日大綬章」受章記念講演会の講演内容、講演要旨集、講演会祝賀会の様子は、校友会ホームページ→機親会にてご覧いただけます。