会報「都市」原稿 2023
■機親会 会長 大谷 眞一(1976機械)
機親会・2022年度の主な活動報告をお知らせ致します。
1)理事会開催 5月28日(土)ハイブリッド方式(対面+オンライン)にて理事会を開催しました。
2)理事・評議員会開催 6月18日(土)ハイブリッド方式にて理事・評議員会を開催しました。機親会学生会、学生フォーミュラ(Mi-Tech Racing)の活動報告、活動計画の説明もありました。
3)総会開催 11月12日(土)オンラインにて総会を開催しました。山田会長代理の挨拶、機械システム工学科宮坂主任教授による機械システム工学科及び大学の近況報告があり、神田総務理事の事業実施報告、土方会計理事による会計中間報告がありました。
基調講演は、機械工学科 伊東明美教授(内燃機関工学研究室)の「本学の水素自動車研究の歴史と最近の動向」で、1970年から水素自動車の研究が始まり1974年に水素ボンベを搭載した武蔵1号が環八を疾走して以来、種々の学協会からの要請に応えて数多くの水素自動車が開発されてきました。なかでも予混合水素エンジンで発生するバックファイアの重要な要因が点火系の残存電荷であることを突き止めた成果は、現在の水素エンジンの性能向上に大きく貢献しているとのことです。当日は、当時開発に携わった内燃機関工学研究室の卒業生による当時の様子や苦労、その後の人生に大きな影響などビデオ映像で語られました。また当時TVで放映された貴重な映像を交え、本学の水素自動車の歴史を技術的な視点で詳しく講演して頂きました。現在、環境省の予算を得て、既販重量車のディーゼルエンジンを水素エンジン化するプロジェクトが推進されており、ディーゼルエンジンに匹敵するエンジン性能を確保する必要があり、本学におけるこれまでの研究成果がこれを支えていると熱く講演されました。
当日は、オンラインにて約30名の卒業生の参加がありました。次年度は是非とも対面による開催を期待して閉会となりました。
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